エアコンに温度管理装置を付けるメリットとは

日本の夏が酷暑と表現されるようになって早20年になります。

1980年代までは各家庭にエアコンを設置しているところは少なく、扇風機や団扇で涼むのが一般的でした。ところが地球温暖化現象が世界各国で顕著にあらわれだした1990年代後半になると、日本では夏の気温が35度を超えるのが当たり前になります。その影響で今や1家に1台ではなく、1室に1台のエアコン普及率となっており、生活必需品としてなくてはならない家電といえます。エアコンで暑さをしのぐ際、室温調整はリモコンでおこないます。この室温調整は任意の温度を選べるようになっていて、多くの機器で20度~30度の間で1度ずつ設定できるのが特徴です。

エアコンを長時間使用していると、身体が冷えたり頭痛を感じる方も大勢いらっしゃいます。これは適切な温度管理が出来ておらず、室内が冷えすぎているために起こる変化です。暑い・寒いという感覚は個人差があるため、適切な温度で管理をするのは数値として目に見える形でおこなうのが理想になります。

その温度管理をおこなう装置が「温度計センサー」です。この装置は2017年以降に販売された家庭用・業務用どちらのエアコンにも標準装備されているものが多くなりました。赤外線を使用してエアコンから半径10~15mの範囲の室温を正確に測定して、常に一定温度に保つことができるのが魅力です。温度管理をおこなうことのメリットは体調不良を避けるためはもちろん、温度変化が大きくならないことでエアコンの消費電力を最小限に抑えることもできます。

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