HACCPの義務化の流れ

日本にある食品関連の業者は、食品衛生法を遵守する必要があります。

この法律は2018年6月に改正されることが可決されました。その中にはHACCPによる衛生管理の導入を義務付ける内容が盛り込まれています。よって、全ての飲食関連の企業が衛生管理の見直しをしなければいけなくなります。法律は可決されても、すぐに施行されるわけではありません。部分的に前倒して適用されるものもありますが、可決から2年以内で施行することが決まっています。

つまりHACCPの義務化は2020年6月までに施行されることになります。施行までには少し余裕がありますが、新たなシステムを導入するとなると、短期間で実現できるものではありません。このような新たな取り組みを取り入れる時には、法律上で猶予期間を設定してくれることがほとんどです。今回の改正食品衛生法では1年間の猶予期間があります。これで可決から最長3年間でHACCPを導入すれば良いと言うことになります。

これだけの時間があれば、余裕があると思いがちですが、いざ取り組むとすぐに時間がなくなってしまいます。期限はあっという間にきてしまうので、早めの着手が重要です。まずは内容を理解するだけでも多くの時間を使ってしまうので、出来るだけ早めに取り掛かりましょう。法律の条文は読みにくいので、業界が提供する手引き書やガイドブックなどを参考にすると安心です。わからない点は、放っておかず、すぐに確認しましょう。

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